TableauでRをつかってみよう!(準備編)
Nanaeです。お久しぶりです。Tableau v10から、クラスター分析ができるようになりますね。Tableauがもつ分析機能もどんどん増えていってますが、あくまでTableauはBIであり可視化が得意な製品です。統計解析やテキストマイニングなど、もっといろんな分析をしたいときはRを使ってみましょう!
TableauとRを連携させたダッシュボード例↓
高度な分析結果がTableauできれいに出せてます。
Rとは?
統計解析やデータマイニングができるOSSです。簡単にいうと、いろんな分析ができて、しかも無料で使えるソフト。
なんでわざわざTableauからRを使うのか?
Tableauなら、きれいに可視化できます。Rはすべてスクリプトで書きますが、Tableauを通すとドラッグアンドドロップだけで別の観点から結果が出せます。そのため、Rがわかる人がR関連の用意をしておけば、多くの人が深い分析ができるようになりますし、再利用もしやすい。Tableau Serverを使えば、共有も簡単・便利。
いろんな分析ができるRと、きれいに描画できるTableauを組み合わせて使ってみましょう。まずは、連携するための準備編です。
前提。Rと連携できるTableau製品は、Tableau DesktopとTableau Serverです。Tableau Online, Tableau Public, Tableau Readerでは、R連携したワークブックが見られないので注意!
それでは、Tableau Desktopを使って、Rと連携するための手順です!たった4ステップ!
1. TableauとRを手に入れる
Tableau Desktopをインストール
http://www.tableau.com/ja-jp/products/desktop
Rをインストール
https://www.r-project.org/
必須ではないですが、Rで試行錯誤するならRStudioがあると便利。個人で使うならDesktop版。
https://www.rstudio.com/
RStudioとは、Rの統合開発環境。OSS。
2. Rを管理者権限で開く
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjKxplE4G2i6NWjWM6drPFkWoZFVth1Qaxgdc0rzFESu4EATwAvN5MqJ8nYak6xNOBaT7g2WzTmOWq4Xirjqe9cbHz3So3qjmGGPtl3ML6B24IaPmYAgt7E0DEzWNBVNg2ikWKBLdGNgmU/s1600/R%25E3%2581%25AF%25E7%25AE%25A1%25E7%2590%2586%25E8%2580%2585%25E6%25A8%25A9%25E9%2599%2590.png)
3. RにRserveというパッケージをインストールし、Rserveというライブラリを読み込ませる
Rserveとは、他のプログラム(Tableau)からRを使えるようにしてくれるサーバ。
パッケージとは、関数やデータやマニュアルなどが入ったまとまり。
install.packages()によってRserveをインストールし、library()によってRserveをRに読み込ませる。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhA2nmGKOReljZidmYYW3vnXfyP-D7CdhcE17KlCjOkXS28S97MppxlS3N_cFn5OMJA8GK42nAlChzlum4aphwZAlzuiEXKmmdRJ-XLQgTMR4ygxJUNI7q82VGLl4iRFMIPFcBrP-ELFOc/s1600/Rserve%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B9%25E3%2583%2588%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25AB.png)
Tableau ServerでR連携したワークブックを見る場合は、Tableau ServerもRserveに接続できることが条件になります。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjKxplE4G2i6NWjWM6drPFkWoZFVth1Qaxgdc0rzFESu4EATwAvN5MqJ8nYak6xNOBaT7g2WzTmOWq4Xirjqe9cbHz3So3qjmGGPtl3ML6B24IaPmYAgt7E0DEzWNBVNg2ikWKBLdGNgmU/s1600/R%25E3%2581%25AF%25E7%25AE%25A1%25E7%2590%2586%25E8%2580%2585%25E6%25A8%25A9%25E9%2599%2590.png)
3. RにRserveというパッケージをインストールし、Rserveというライブラリを読み込ませる
Rserveとは、他のプログラム(Tableau)からRを使えるようにしてくれるサーバ。
パッケージとは、関数やデータやマニュアルなどが入ったまとまり。
install.packages()によってRserveをインストールし、library()によってRserveをRに読み込ませる。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhA2nmGKOReljZidmYYW3vnXfyP-D7CdhcE17KlCjOkXS28S97MppxlS3N_cFn5OMJA8GK42nAlChzlum4aphwZAlzuiEXKmmdRJ-XLQgTMR4ygxJUNI7q82VGLl4iRFMIPFcBrP-ELFOc/s1600/Rserve%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B9%25E3%2583%2588%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25AB.png)
Tableau ServerでR連携したワークブックを見る場合は、Tableau ServerもRserveに接続できることが条件になります。
4. TableauでRに接続する
ヘルプ > 設定とパフォーマンス > 外部サービス接続の管理 (またはR接続の管理)から、
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgJXMT4O5LjiJ6H-dqxvh_AbOoIWHoUFfBXskIpdKfxpnRPH2WHZSOG9q6kvgjqoijxnc2h6AgQkpO9vffBMC8DpiBngmIgt5qZikXa_yROmgm9iirdj-SZQe5Jtdf5Lc19_1WUP_jSzd8/s1600/%25E5%25A4%2596%25E9%2583%25A8%25E3%2582%25B5%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2593%25E3%2582%25B9%25E3%2581%25AE%25E6%258E%25A5%25E7%25B6%259A%25E3%2581%25AE%25E7%25AE%25A1%25E7%2590%2586.PNG)
サーバー名とポートを入力します。デフォルトはポート6311。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiHE5VbFtRp4ghKOBCrlJfEaNxPDbOWcF9oZuC_6SnnrVGyqfqLVN6XVakdLiY3Ws7zcLQDnAYaAxISVk4gWtM2zi4dIi3jZvl4lV86QSfwFB9Pnqjeg8yVObL2FXe2CqKnBsFRcFkeGS0/s1600/localhost%252C6311.png)
最後に接続したサーバーとポート/APIキーは保存されます。
たったこれだけ!これでTableauとRの連携は完了。
TableauでRのスクリプトを書くと、それはRserve経由でRのコードとしてRで処理され、Rserve経由でTableauに戻ってきて、Tableauでは表計算として実行される、という流れになります。
以下、参考です。いろいろ見てみてください。
----Tableau×R----
■オンラインヘルプ
R 接続
http://onlinehelp.tableau.com/current/pro/online/ja-jp/help.html#r_connection_manage.html
ヘルプ > 設定とパフォーマンス > 外部サービス接続の管理 (またはR接続の管理)から、
サーバー名とポートを入力します。デフォルトはポート6311。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiHE5VbFtRp4ghKOBCrlJfEaNxPDbOWcF9oZuC_6SnnrVGyqfqLVN6XVakdLiY3Ws7zcLQDnAYaAxISVk4gWtM2zi4dIi3jZvl4lV86QSfwFB9Pnqjeg8yVObL2FXe2CqKnBsFRcFkeGS0/s1600/localhost%252C6311.png)
最後に接続したサーバーとポート/APIキーは保存されます。
たったこれだけ!これでTableauとRの連携は完了。
TableauでRのスクリプトを書くと、それはRserve経由でRのコードとしてRで処理され、Rserve経由でTableauに戻ってきて、Tableauでは表計算として実行される、という流れになります。
以下、参考です。いろいろ見てみてください。
----Tableau×R----
■オンラインヘルプ
R 接続
http://onlinehelp.tableau.com/current/pro/online/ja-jp/help.html#r_connection_manage.html
R 接続のトラブルシューティング
http://onlinehelp.tableau.com/current/pro/online/ja-jp/help.html#r_connection_troubleshoot.html
■ブログ(日本)
Classmethod
Tableau&R連携(1) – Tableau Desktopからローカル環境のRServeに接続する
http://dev.classmethod.jp/business/business-analytics/tableau-desktop-and-r-01-local-rserve/
Tableau&R連携(2) – AWS上に構築したRserveとTableau Serverでコンテンツを共有
http://dev.classmethod.jp/business/business-analytics/tableau-desktop-and-r-02-centos-rserve/
GiXo
Geek at GiXoの分析ツール使いこなし術|TableauとRの連携(1)
http://www.gixo.jp/blog/3365
Geek at GiXoの分析ツール使いこなし術|TableauとRの連携(2)
GiXo
Geek at GiXoの分析ツール使いこなし術|TableauとRの連携(1)
http://www.gixo.jp/blog/3365
Geek at GiXoの分析ツール使いこなし術|TableauとRの連携(2)
http://www.gixo.jp/blog/3366
Geek at GiXoの分析ツール使いこなし術|TableauとRの連携(3)
http://www.gixo.jp/blog/3367
Qiita
Tableau × R で時系列分析をやってみる
http://qiita.com/yatarou/items/7bb9381e6586b9318aa6
Geek at GiXoの分析ツール使いこなし術|TableauとRの連携(3)
http://www.gixo.jp/blog/3367
Qiita
Tableau × R で時系列分析をやってみる
http://qiita.com/yatarou/items/7bb9381e6586b9318aa6
最後に。。。TableauのRとの連携部分はサポート対象ですが、Rのスクリプト自体はサポート対象外となっておりますので、上記サイト等で調べて使ってください!
TableauでRを使う実践編もご覧ください。
http://tableaujpn.blogspot.jp/2016/08/tableaur_12.html
Nanae
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